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メニュー・栄養バランス
2025.11.29

社員食堂で人気のメニュー12選!利用率を高め健康と満足度を両立

社員食堂は単なる食事の場ではなく、従業員の健康を支え、職場でのコミュニケーションを促進し、企業の福利厚生の柱として重要な役割を果たしています。

また、近年、働き方改革や健康経営への関心の高まりとともに、社員食堂の価値が再認識されており、栄養バランスの取れた食事を手頃な価格で提供することは、従業員の健康維持や業務効率向上につながります。

この記事では、そんな社員食堂の人気メニューと、魅力的なメニューを揃える重要性、実際に社員食堂の献立を作成するためのポイントについて紹介していきます。

社員食堂の導入・運営に関わる担当者の方、委託先の見直しを検討している方にとって、従業員に喜ばれるメニュー選びと食堂運営のヒントが得られる内容となっています。ぜひ最後までご覧ください。

社員食堂の役割とメニューの重要性

社員食堂は、従業員が手頃な価格で充実した食事を利用できる、福利厚生の中核を担う場となっています。

社員食堂が完備されていると、昼食の経済的負担を軽減できる上、栄養バランスのとれた美味しい食事にアクセスできるため、従業員の家計と健康の両面を支えることができます。

また、人気メニューを幅広く取り揃えることで、従業員は積極的に食堂を利用するようになり、同僚との食事を通じたコミュニケーションの機会も増え、職場の一体感や連帯感の醸成にもつながります。

さらに、「今日の昼食は何かな」と楽しみにできる食堂があることは、働く意欲を高め、従業員のモチベーション向上にもつながります。特に、季節のメニューやイベント限定メニューなど、変化に富んだ献立があれば、日々の業務にもメリハリが生まれ、職場環境全体の活性化にも貢献します。

社員食堂で人気のメニュー12選

ここからは、実際に多くの社員食堂で人気を集めているメニューを12種類ご紹介します。

定番の王道メニューから、健康志向のヘルシーメニュー、季節やイベントに合わせた特別メニュー、そして旅行気分が味わえるご当地メニューまで幅広いジャンルを取り上げています。

各メニューについては人気の理由や栄養面でのメリット、提供する際のポイントなども合わせて紹介していきます。

定番で愛される人気メニュー3選

まずは、年齢や性別を問わず幅広い層から支持される定番メニューをご紹介します。

これらのメニューは、多くの社員食堂で「看板メニュー」として提供されており、安定した人気を誇ります。

また、嫌いな方が少なく、ボリューム感もあり満足度が高いのが特徴です。

カレー

献立例

主食・主菜:野菜たっぷりポークカレー

副菜:キャベツとコーンのサラダ

副菜:福神漬け

カレーは、社員食堂における不動の人気No.1メニューです。世代を問わず愛される国民食で、多くの社員食堂で定番メニューとして提供されています。

トッピングや具材、辛さなどによってバリエーションを出すことができるため、飽きられにくく、継続的に提供できる点も魅力です。

栄養面では、野菜や肉を一皿でバランスよく摂取でき、たんぱく質、ビタミン、ミネラルを効率的に補給できます。ボリュームもあり、満足感の高いメニューです。

提供する際は、具材を大きめにカットして食べ応えを出すことがポイントです。また、春は新じゃがや春キャベツ、夏は夏野菜、秋はきのこ類、冬は根菜類など、季節の食材を取り入れることで、年間を通じてバリエーション豊かなカレーを楽しんでもらえます。

唐揚げ

献立例

主食:ご飯

主菜:鶏の唐揚げ(4〜5個)

副菜:ポテトサラダ、レタスとトマトのサラダ

汁物:豆腐とわかめの味噌汁

唐揚げは、ボリューム満点で特に男性社員や若い世代に人気のメニューです。

揚げ物特有の脂っこさが気になる場合は、レタスやトマト、レモンなどを添えることで、さっぱりと食べられます。

栄養面では、鶏肉に含まれる豊富なたんぱく質が筋肉や体内酵素の材料となり、レタスやトマトなどの野菜類に含まれるビタミンCやミネラルが、主食と主菜だけでは不足しがちな栄養素を補います。

調理のポイントとしては、鶏肉の筋を取り除き、醤油、生姜、にんにく、料理酒でしっかり漬け込むことで味が染み込み、臭みも消えます。衣は、ボリュームを出したい場合は小麦粉、軽く仕上げたい場合は片栗粉の割合を増やすと効果的です。また、モモ肉を使えばジューシーに、ムネ肉を使えばカロリーをおさえた仕上がりになります。

豚の生姜焼き

献立例

主食:ごはん

主菜:豚の生姜焼き

副菜:キャベツの千切り、ほうれん草のおひたし

汁物:きのこの味噌汁

豚の生姜焼きは、甘辛いタレと生姜の香りでご飯が進む定番メニューです。

豚肉に含まれるビタミンB1は、炭水化物をエネルギーに変える働きがあり、疲労回復に効果的です。

揚げ物と同様に脂っこさを感じやすいため、さっぱりとした野菜類と組み合わせるのがおすすめです。特に、キャベツやほうれん草に含まれる食物繊維は、脂質の吸収を穏やかにする効果があります。

調理の際は、薄切りの豚肉を使うことで火の通りが早く、食べやすく仕上がります。生姜はすりおろしと千切りを組み合わせることで、香りと食感の両方を楽しめます。

健康志向のヘルシーメニュー3選

近年、健康経営の観点から社員食堂でのヘルシーメニューの提供が求められています。従業員の健康を支えることは、企業の生産性向上や医療費削減につながるだけでなく、従業員一人ひとりの生活の質を高め、長期的なキャリア形成を支える重要な取り組みです。

また、ヘルシーメニューは、体型や健康を気にする従業員だけでなく、生活習慣病の予防やダイエット中の方、体調管理を重視する方など、幅広い層のニーズに応えることができます。多様な食の選択肢を提供することで、従業員の満足度向上と食堂の利用率アップにもつながります。

ここでは、栄養バランスに優れ、実際に多くの従業員から支持されているヘルシーメニューを3つご紹介します。

サバの塩焼き定食

献立例

主食:ごはん

主菜:サバの塩焼き

副菜:切干大根、ほうれん草の胡麻和え

汁物:豆腐とネギの味噌汁

サバの塩焼きは、揚げ物などの肉料理と比べるとカロリーを抑えやすく、身体に有用な栄養素を豊富に含むため、健康意識の高い従業員から特に支持されるメニューです。

サバには、動脈硬化の予防に効果的なEPAやDHAなどのオメガ3系脂肪酸が豊富に含まれています。さらに、カルシウムの吸収を促進するビタミンDや鉄分も多く、栄養価の高い食材です。

副菜の切り干し大根にはカルシウムが、ほうれん草には鉄分が豊富に含まれており、サバの栄養効果を相乗的に高める組み合わせになっています。

調理の際は、塩味を控えめにし、レモンを添えることで減塩しながらも風味豊かに仕上げられます。焼き時間に注意してパサつきを防ぎ、皮目をしっかり焼いて香ばしさを引き出すことで、満足度の高い一品になります。

サラダボウル

献立例

主食:雑穀パンまたはごはん

主菜:サラダボウル(鶏むね肉・ゆで卵入り)

副菜:豆のマリネ

汁物:野菜コンソメスープ

サラダボウルは、多品目の野菜を一度に摂れる上、見た目が華やかで、ヘルシー志向の従業員や若い女性を中心に人気のメニューです。

野菜類からは、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、現代人が不足しがちな栄養素を摂取できます。さらに、鶏むね肉や卵を加えることで、低脂質・高たんぱくのバランスの良い一品になります。

サラダボウルは冷たいメニューのため、温かいコンソメスープと組み合わせることで体が温まり、消化への負担も軽減できます。

提供する際は、野菜の色合い(赤・黄・緑)を意識し、複数の食感を組み合わせることで、見た目の美しさと満足感を高められます。鶏むね肉は低温調理でしっとりと仕上げ、ドレッシングは複数の種類を用意することで、飽きずに継続して利用されるメニューになります。

蒸し鶏の香味ネギソース

献立例

主食:ごはん

主菜:蒸し鶏の香味ネギソース

副菜:もやしと小松菜のナムル

汁物:中華風コーンスープ

蒸し鶏は、高たんぱく・低脂質の代表的なヘルシーメニューとして幅広い層に支持されています。ネギや生姜を使った香味ソースが食欲を刺激し、あっさりとした鶏肉を飽きずに食べられるのが特徴です。

鶏むね肉に豊富に含まれるたんぱく質は、筋肉の材料となるため、肉体労働をしている方やトレーニング、ボディメイクをしている方に特におすすめです。

副菜のもやしは低カロリーでボリュームを出せるため、献立全体の満足感を高めます。小松菜にはカルシウムやビタミン類が豊富で、栄養バランスを整える役割を果たします。

調理の際は、鶏肉を低温でじっくり蒸すことでパサつきを防ぎ、しっとりとした食感に仕上げます。香味ソースはごま油を控えめにし、生姜とネギの香りを引き立てることで、ヘルシーながら風味豊かな一品になります。

季節・イベント限定メニュー3選

四季やイベントに応じた特別メニューを用意することは、社員食堂のマンネリ化を防ぎ、従業員の満足度を高める効果的な施策です。

季節の食材を使ったメニューは、旬の美味しさを味わえるだけでなく、栄養価が高く、コストパフォーマンスにも優れています。また、クリスマスやハロウィン、お正月などのイベント限定メニューは、職場に特別感や楽しさをもたらし、従業員同士のコミュニケーションのきっかけにもなります。

さらに、「今月はどんなメニューが登場するのか」という期待感が、社員食堂への関心を高め、利用率の向上にもつながります。ここでは、実際に多くの社員食堂で好評を得ている季節・イベント限定メニューを3つご紹介します。

冷やし中華

献立例

主食・主菜:冷やし中華

副菜:枝豆

汁物:中華スープ

冷やし中華は、暑さで食欲が落ちやすい時期でもさっぱりと食べられる清涼感が人気のメニューです。特に、外回りの多い営業職や現場仕事の従業員に人気があり、夏季限定という特別感も相まって、期間限定メニューの定番となっています。

冷やし中華は、麺で炭水化物、ハムや卵でたんぱく質、きゅうりやトマトでビタミン類や水分を摂取できる、栄養バランスに優れた一品です。副菜の枝豆は、夏バテで食事量が減少した際に不足しがちなたんぱく質を効果的に補給できます。

提供する際は、麺をしっかり冷やして食感を良くし、表面のぬめりを取ることがポイントです。タレは甘さと酸味の好みが分かれるため、利用者が調整できるよう別添えにするか、複数の味を用意するのがおすすめです。具材の色合い(赤・緑・黄色)を整えることで、視覚的な満足度も高まります。

恵方巻ランチ

恵方巻

主食・主菜:恵方巻(まぐろ・卵・きゅうり・かんぴょう)

副菜:ほうれん草の胡麻和え

汁物:すまし汁

節分の恵方巻ランチは、季節行事を楽しめることや、普段の社員食堂では提供されにくい生ものが食べられることで人気のイベントメニューです。セルフで具材を選べる形式にすると、同僚同士の会話が生まれ、職場のコミュニケーション活性化にもつながります。

恵方巻は、炭水化物(ご飯)、たんぱく質(まぐろ・卵)、食物繊維(かんぴょう)、ビタミン・ミネラル(きゅうり)がバランスよく摂れる栄養面でも優れた献立です。すまし汁と組み合わせることで、冷たい食材が多い恵方巻でも体を温めながら楽しめます。

提供する際は、巻きやすく食べやすいよう、ご飯の量や具材の太さを調整することがポイントです。酢飯は甘さ控えめにすることで、最後まで飽きずに食べられる味に仕上がります。また、まぐろの赤、卵の黄色、きゅうりの緑といった彩りを意識することで、節分らしい華やかさを演出でき、イベント感がより高まります。

クリスマスチキン

献立例

主食:ロールパンまたはライス

主菜:クリスマスチキン

副菜:ポテトグラタン、温野菜

汁物:コンソメスープ

クリスマスシーズンに提供されるローストチキンやフライドチキンは、特別感のあるメニューとして世代を問わず人気です。クリスマスは一年の中でも特にイベント感が強く、従業員の満足度や食堂の利用率向上にも効果的です。

チキンはたんぱく質を豊富に含み、揚げたり焼いたりすることでボリューム感と満足感の高いメニューになります。ポテトグラタンと組み合わせることで炭水化物を、温野菜でビタミン類を補完でき、栄養バランスの取れた献立になります。温かいコンソメスープを添えることで、体が温まり消化を助ける効果も期待できます。

提供する際は、ボリュームがある分重く感じやすいため、塩分を控えめにし、ハーブやスパイスの香りで味わい深く仕上げることがポイントです。これにより、最後まで飽きずに美味しく食べられるメニューになります。また、クリスマスらしい盛り付けや飾り付けを工夫することで、職場に華やかな雰囲気をもたらし、従業員の気分を盛り上げることができます。

旅行気分が味わえる日本各地のメニュー3選

社員食堂で日本各地のご当地メニューを提供することは、従業員に日常とは異なる食体験をもたらし、生活にメリハリを生み出します。

普段なかなか口にできない地域の食材や独特の味付けを楽しめることは貴重な機会で、食事を通じてちょっとした旅行気分を味わえます。出張や旅行の思い出話のきっかけにもなり、職場でのコミュニケーション促進にもつながります。

こうした変化に富んだメニューは、日々の業務の気分転換やリフレッシュにつながり、従業員の満足度を高めるとともに、社員食堂の利用率向上にも貢献します。

ここでは、北から南まで、日本各地の代表的なご当地メニューを3つご紹介します。

北海道ザンギ定食

献立例

主食:ごはん

主菜:ザンギ

副菜:じゃがバター、きんぴらごぼう

汁物:石狩風味噌汁

北海道の郷土料理であるザンギは、しっかりとした味付けとボリューム感が魅力のメニューです。

通常の唐揚げとは異なる甘辛いタレの風味が特別感を演出し、じゃがバターや石狩風の味噌汁など、北海道らしいメニューと組み合わせることで、ご当地感をより一層高めることができます。

栄養面では、ザンギでたんぱく質とエネルギーを、じゃがバターで炭水化物とビタミンCを、石狩汁の鮭でたんぱく質やDHA・EPAなどのオメガ3系脂肪酸を摂取できる、バランスの取れた献立です。

提供する際は、鶏肉をタレにしっかり漬け込むことで、濃厚な味わいに仕上げます。油の温度を適切に管理し、衣をカラッと揚げることで、本場の味わいに近づけることができます。

名古屋味噌カツ丼

献立例

主食・主菜:味噌カツ丼

副菜:キャベツ千切り

汁物:赤だし味噌汁

濃厚な味噌だれが特徴の味噌カツ丼は、名古屋の人気メニューとして世代を問わず支持されています。甘辛い味噌がごはんとよく合い、満足度の高いランチとして定評があります。

千切りのキャベツと、八丁味噌を使った赤だし味噌汁を組み合わせることで、より名古屋らしさを演出できます。

栄養面では、カツでたんぱく質とエネルギーを、キャベツでビタミンと食物繊維を、赤だしの味噌でミネラルを摂取できる、バランスの良い献立です。

提供する際は、味噌だれの味付けがポイントになります。砂糖を入れすぎるとくどくなるため、だしを活かした味付けにすることで、最後まで飽きずに食べられる仕上がりになります。また、主菜が濃い味のため、副菜はあっさりとした味付けにすることで、献立全体のバランスが取れます。

博多明太子パスタ

献立例

主食・主菜:明太子パスタ

副菜:ほうれん草の博多風胡麻和え

汁物:野菜スープ

明太子の旨味とクリーミーな風味が人気の明太子パスタは、軽食としてもメインの食事としても楽しめるメニューです。

辛さを強調すると男性からの支持が高まり、クリーミーさを前面に出すと女性からの人気が高まるなど、アレンジの幅が広いのも特徴です。

栄養面では、パスタで炭水化物を、明太子でたんぱく質とビタミンB群を、副菜のほうれん草で食物繊維やビタミン類を摂取できます。温かい野菜スープを添えることで、体が温まり消化も促進される、バランスの良い献立です。

提供する際は、バターやクリームを使いすぎると重くなるため、だしで伸ばしながら調整することがポイントです。明太子の量を変えることで辛さを調整でき、幅広い従業員の好みに対応できます。

社員食堂の献立作成の3つのポイント

人気メニューを提供するだけでなく、継続的に従業員の満足度を高めるためには、献立作成のポイントを押さえることが重要です。

栄養バランスの取れた食事を提供することで健康経営に貢献し、多様なニーズに対応することで利用率を向上させ、継続的に改善を重ねることで長期的な満足度を維持できます。

ここでは、効果的な献立作成のための3つの重要なポイント「栄養バランス」「多様なニーズ対応」「継続的な改善」について詳しく解説します。

栄養・健康管理の両立

社員食堂における献立作成で基本となるのが、栄養バランスと美味しさの両立です。

健康的なメニューでも、味が物足りなければ従業員の利用率は上がりません。逆に、美味しくても栄養バランスが偏っていては、従業員の健康維持という本来の目的を果たせません。どちらか一方ではなく、両方を満たすことが、従業員満足度の向上には不可欠です。

栄養バランスの取れた健康的なメニューと美味しさを両立させるためには、食事と栄養のプロである栄養士や管理栄養士の専門知識を活用することが効果的です。栄養計算や献立のバリエーション、調理方法の工夫など、専門家ならではの視点が、従業員に喜ばれる食堂運営を実現します。

自社で社員食堂を運営する場合は、献立作成の段階から栄養士や管理栄養士と連携することで、質の高い食事提供が可能になります。

利用者の特性・ニーズにあわせた献立

社員食堂の利用者は、年齢、性別、勤務形態、健康状態などがそれぞれ異なるため、画一的なメニューではなく、多様な特性やニーズに合わせた献立を工夫することが、満足度向上の鍵となります。

例えば、20〜30代の若い世代はボリューム感やトレンド性を重視する一方、40〜50代以上の世代は健康面や消化の良さを優先する傾向があります。両方のニーズに応えるためには、ボリュームを選択できるメニューや、年代別におすすめのメニューを用意することが効果的です。

また、性別による嗜好の違いにも配慮が必要です。一般的に、男性はボリューム感や肉料理を好む傾向があり、女性はヘルシーさや見た目の美しさを重視する傾向があります。

さらに、勤務形態への配慮も欠かせません。デスクワーク中心の従業員と現場作業中心の従業員では、必要なカロリーや栄養素が異なります。

「がっつり系」「ヘルシー系」「バランス系」などのカテゴリーでメニューを用意し、従業員が自分のニーズに合わせて選べるようにすることで、より高い満足度を実現できます。

社員の声を反映したメニューの改善

社員食堂の満足度を向上させるためには、定期的に利用者の意見を収集し、献立に反映させる仕組みを構築することも重要です。

利用者の声を集める方法として、アンケート調査と残食調査が効果的です。アンケート調査では、メニューの満足度、食べたいメニューのリクエスト、改善してほしい点などを尋ねることで、具体的なニーズを把握できます。

残食調査では、どのメニューがどの程度残されているかを分析することで、人気の低いメニューの特定や適切な提供量の見直しに活用できます。

さらに重要なのは、収集した意見を献立に反映させるだけでなく、その結果を従業員にフィードバックすることです。「皆様のご要望にお応えして、○○メニューを追加しました」「残食が多かった△△メニューを改良しました」といった掲示を行うことで、従業員は自分の意見が実際に反映されていることを実感できます。このサイクルが定着すると、従業員はより積極的に意見を出すようになり、社員食堂全体の質が向上していきます。

社員食堂運営の新たな選択肢:外部委託の可能性

社員食堂を自社で運営するには、調理スタッフの確保、献立開発、衛生管理、食材調達など、多くの専門知識と労力が必要です。これらの課題を解決する選択肢として、給食委託会社への外部委託があります。

給食委託会社は、多数の社員食堂運営で培った豊富なノウハウを持ち、効率的な運営手法や人気メニューのデータを蓄積しています。栄養士や管理栄養士などの専門スタッフも在籍しているため、栄養バランスの取れた献立作成から衛生管理まで、質の高いサービスを提供できます。

さらに、季節のイベントメニューやキャンペーン企画など、利用率を高める施策にも精通しており、従業員満足度の向上と運営コストの最適化を両立できる点が大きな魅力です。

ここでは、外部委託を活用することで得られる具体的なメリットについて解説します。

豊富な導入実績に基づく人気メニューの提供

委託会社は、多数の企業での導入実績から蓄積されたデータとノウハウに基づき、従業員に支持される人気メニューを提供できます。

人気メニューの提供は、社員食堂の利用率向上や従業員の健康増進に直結する重要な要素です。しかし、栄養バランスを保ちながら美味しく、かつ手頃な価格で提供することは、専門知識と経験がなければ容易ではありません。

委託会社は、地域、業種、年齢層などの属性に応じた人気メニューの知見があり、自社の従業員構成に合わせた最適なメニュー提案が可能です。例えば、若い世代が多い企業にはボリューム感のあるメニューを、健康志向の高い企業にはヘルシーメニューを中心に据えるなど、きめ細かな対応ができます。

さらに、定番メニューで安定した利用率を確保したうえで、季節限定メニューやご当地メニュー、イベント企画など、変化に富んだ献立を展開できる点も委託会社の強みです。こうした多彩な取り組みを自社で継続的に実施するには、人材や時間、ノウハウの面で大きな負担がかかります。

社員食堂の満足度向上と効率的な運営を両立したい企業にとって、給食委託会社の活用は有力な選択肢となります。

食堂運営と栄養・衛生管理の一体化

社員食堂の運営において、栄養管理と衛生管理は利用率の向上と同等に重要な要素です。

従業員が健康的な食生活を送れるよう、栄養バランスの取れた献立を継続的に提供する体制が不可欠です。

給食委託会社では、管理栄養士または栄養士が献立を監修し、カロリー計算や栄養バランスの管理を行う体制が整っているため、従業員は社員食堂を利用することで、栄養バランスの取れた食事を手軽に摂取できます。

衛生管理については、さらに慎重な対応が求められます。食中毒などの事故が発生すれば、従業員の健康被害はもちろん、企業の信用失墜や法的責任といった事態を招きます。給食委託会社は、HACCPに準拠した衛生管理手法や定期的な衛生検査など、専門的な知識と経験に基づいた衛生管理体制を構築しています。

利用率向上に向けた企画・イベント提案

委託会社は、日々のメニュー提供だけでなく、食堂の利用率を高めるための企画やキャンペーンの実施も得意としている場合があります。豊富な運営実績から得られたノウハウを活かし、従業員の関心を引く施策を提案できます。

例えば、季節やテーマに合わせた特別フェアがあります。「北海道フェア」「イタリアンフェア」「秋の味覚フェア」など、普段とは異なるメニューを展開することで、食堂に特別感と楽しさをもたらします。ポスターや卓上POPを活用した視覚的な演出により、従業員の期待感を高め、利用率向上につなげることができます。

健康経営の観点からは、「減塩週間」「野菜をもっと食べよう月間」「高たんぱく強化週間」など、栄養をテーマにしたキャンペーンも効果的です。対象メニューに特別なマークを付けたり、価格面での優遇を行ったりすることで、従業員の健康意識を高めながら、企業の健康経営推進にも貢献します。

まとめ

社員食堂の人気メニューは、従業員の健康維持、満足度向上、そして業務効率の向上に寄与する重要な要素です。

効果的な社員食堂運営には、栄養バランスの取れた献立作成、多様なニーズへの対応、従業員の声を反映した継続的な改善が欠かせません。

この記事で紹介した12のメニューを参考に、定番の王道メニュー、ヘルシーメニュー、季節・イベント限定メニュー、ご当地メニューをバランスよく取り入れることで、従業員に喜ばれる食堂づくりを実現できます。

自社での運営に課題を感じている場合は、給食委託会社の活用も有効な選択肢です。豊富な運営実績に基づく人気メニューの提供、専門的な栄養・衛生管理、利用率向上のための企画提案など、委託会社のノウハウを活用することで、より質の高い社員食堂運営が可能になります。

社員食堂は、単なる食事の場ではなく、従業員の健康と幸福を支える重要な福利厚生施設です。魅力的なメニューと質の高い運営により、従業員の満足度を高め、企業全体の活力向上につなげていきましょう。

著者プロフィール

著者
富士産業株式会社お役立ち記事編集チーム
職業
編集者

病院、介護・福祉施設、保育園・学校、社員食堂など、多様な給食現場での栄養管理や食事提供に携わっています。給食委託サービスのプロフェッショナルとして、栄養バランスを考慮したメニュー開発、コスト管理、オペレーションの効率化、衛生管理などを総合的にサポートしています。