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新卒栄養士採用者の確保に向けた取り組み ―管理栄養士・栄養士の勤務体制を考えるー
社会のニーズに合わせて常に採用活動、職場環境を見なおす
当社、四国西事業部では、「土日祝の出勤削減」を軸とした勤務体制の見直しを行い、若手栄養士の採用と定着率の向上につなげる取り組みを進めています。
モデル事業所である愛媛大学医学部附属病院での成功事例を通じて、柔軟な働き方改革の実現を目指します。
◆ 働き方の価値観の変化と採用の課題
近年、「ワークライフバランス」への関心の高まりがあり、就職先に対しても「週末休みがあるか」「私生活の時間を確保できるか」が重視される傾向にあります。四国西事業部では、このような社会のニーズに応えるため、勤務体制・職場環境の見直しに着手しました。
取り組み
愛媛大学医学部附属病院(644床)では、土日祝の出勤人数を最大で50%削減。業務の質を維持しながらも、柔軟で働きやすい勤務体制を実現しています。
◆ 業務の「見える化」と平日への集約
業務改善にあたっては、管理栄養士や受託責任者とともに現状の業務内容を整理・可視化し、「土日祝に必要な業務」と「平日に集約できる業務」を仕分けしました。
・土日祝の業務は緊急・最低限に限定
・不要作業の削減、作業フローの簡略化
・平日への集約で業務を分散・効率化
これにより、業務量の削減と従業員負担の軽減が実現しました。
◆ 採用と定着への効果
勤務環境の改善により、若手栄養士の採用競争力が高まり、直近2年間で離職者ゼロという成果も出ています。
◆ 他事業所への展開と今後の取り組み
すでに四国西事業部内の3つの事業所で、同様の「土日祝出勤削減」に向けた取り組みを開始しています。
今後は以下の取り組みを推進します。
・業務のさらなる「見える化」と標準化
・土日祝の業務簡略化
・有休取得を促進する仕組みの強化
■ 終わりに
「働きやすい職場」は、採用力と定着率の鍵を握ります。四国西事業部では、これからも柔軟な働き方を支える職場づくりを通じて、若手人財の活躍を支え、持続可能な人財確保を目指してまいります。